8月6日広島での平和記念式典での安倍晋三首相スピーチ

8月6日、広島に原爆が投下されて69年目にあたります。現地での平和記念式典で、安倍晋三首相がスピーチしました。ところがその内容が、問題になっています。昨年のスピーチを実質引き写しをしたもので発言したのではないかという「疑い」です。

東京都世田谷区区議会議員上川あや氏が、本人のツィッターに、今年昨年のスピーチの冒頭部分をテキスト比較ソフトで冒頭部分を投稿したことで、そのことが広がりました。たくさんの人がリツィートすることとない、東京新聞朝日新聞でも後追い紹介記事が報じられました。

私もどういうことだろうとはじめ思ったのです。しかし、昨年のものの「引き写し(コピペ)」と言われてもしょうがないような今年のスピーチのようだと、認識することになりました。気持ちも心も入っていないスピーチを行ったわけでした。しかも場所が場所、相手が相手のところでです。

亡くなった被爆者、戦死者を冒涜する行為ではないかと私は思いました。そうとられてもしかたのないことを彼は行ったわけです。「特定秘密保護法」「集団的自衛権閣議決定」を推し進めた日本政府の最高責任者が、悪く言うと、その本音を衣の下から示したように思いました。被爆者代表の閣議決定撤回の声に耳を貸さなかった人物であること、これでも明らかです。式典参列の被爆者、遺族に対しても許せないことをしてしまったのではないでしょうか。

ふざけたスピーチをしてそのままでよいとはとてもいえません。安倍氏の謝罪、これを求める気分です。首相としての能力資質もまことに疑わなくてはなりません。国民のあきれ怒り、外国からも辛口の批判、にさらされるこれからになることは間違いありません。

2014年8月9日 与謝名 阿寒