コラム

8月14日戒能民江氏発言を読む

8月14日しんぶん赤旗2面「黙ってはいられない」欄に、「戦争は女性の人権を奪う」と題した、戒能民江氏(1944年生まれ)の発言がのりました。その中の一文を紹介します。『安倍さんは「女性の活用」といいますが、「男女共同参画社会」の実現は強調…

安倍首相、広島長崎発言にはさらに問題点

「天木直人のメールマガジン8月13日内73号」、「安倍コピペ演説のもうひとつの問題点」との投稿でした。8月の広島長崎の平和記念式典でのスピーチについて、コピペの他にさらに問題ある内容だったとの指摘です。同日毎日新聞コラム「水説」での指摘を…

8月6日広島での平和記念式典での安倍晋三首相スピーチ

8月6日、広島に原爆が投下されて69年目にあたります。現地での平和記念式典で、安倍晋三首相がスピーチしました。ところがその内容が、問題になっています。昨年のスピーチを実質引き写しをしたもので発言したのではないかという「疑い」です。東京都世…

繰り返される橋下徹発言、百田尚樹発言

従軍慰安婦に関して、またまた橋下徹大阪市長、作家百田尚樹氏が、発言したようです。慰安婦に関していうと、橋下氏は外国もやっていた制度と、百田氏は軍強要の従軍慰安婦の存在否定と、発言したとマスコミに報じられました。それで知る限り、学びも反省も…

3月15日しんぶん赤旗記事、3月16日しんぶん赤旗日曜版記事に注目

3月15日しんぶん赤旗は、14日に行われた志位和夫日本共産党委員長の見解発表を報じました。見解「歴史の偽造は許されないー『河野談話』と日本軍『慰安婦』問題の真実」を全文紹介もしています。さらに17日、14日の内外記者の質問への回答、さらに…

韓国大統領3月1日演説と「従軍慰安婦」

3月1日、「3・1独立運動記念式典」でパク・クネ韓国大統領は演説を行いました。焦点は「旧日本軍の従軍慰安婦問題」です。3月2日日本経済新聞は演説の要点を伝え、さらに韓国政府の想定解決策が明らかになったとしてその内容について報じています。朴…

今回の名護市長選が示しているもの

1月19日、沖縄県名護市で市長選挙の投開票がされました。結果は現職の稲嶺進市長の再選、しかも僅差だった前回初当選のときより相手候補(別人ですが)に大差をつけてでした。米軍普天間基地の移転先としての辺野古を抱えている名護市、辺野古移転を認め…

12月15日日本経済新聞27面特集『映画「永遠の0」それぞれの思い』

12月15日日本経済新聞は27面で『映画「永遠の0」それぞれの思い』の1ページ特集を掲載しました。原作者百田尚樹氏、映画監督山崎貴氏、主演俳優岡田准一氏の3人の談話を掲載しています。原作「永遠の0」は読んでいたので、それぞれの発言を読むこ…

ウェブサイト『fight for justice  日本軍「慰安婦ーー忘却への抵抗・未来への責任』開設される

ウェブサイト『fight for justice 日本軍「慰安婦」−−忘却への抵抗・未来への責任』が開設されました。吉見義郎中央大学教授やフリーライター西野瑠美子さんが中心となって立ち上げたようです。(http://fightforjustice.info)最大のミッションは「日本軍『…

7月29日麻生太郎副総理発言

7月29日、麻生太郎副総理(自民党)が、「国家基本問題研究所」のシンポジウムで、「問題発言」を行いました。『(ドイツでは)ある日、気がついたら、ワイマール憲法もいつの間にナチス憲法に変わっていた。誰も気がつかないで変わった。あの手口、学ん…

参議院選挙真っ最中です

7月4日告示、7月21日投票の参議院選挙が今激しく戦われています。論点争点は非常にあると考えていますが、メディアを読んだり見たりする限りでははっきりしたものがあまりみえません。これは、大手メディアなどが立ち位置をきちんとしていずに、いわゆ…

橋下徹従軍慰安婦発言、ますます国際問題に

橋下徹大阪市長(日本維新の会共同代表)が行った発言いよいよ国際問題になりました。5月27日日本外国特派員協会(東京)で記者会見し、海外メティアに対し弁明に努めました。しかしそれに対しての外国メディアの反応評価は、厳しいものでした。自身の「…

天皇の政治利用は憲法違反

4月28日に「主権回復の日」と称する式典を、安倍内閣は、政府行事として行おうとしています。天皇の出席も予定されているとか。沖縄では「屈辱の日」とされる4月28日なのに、「主権回復の日」する認識は私にはたいへん違和感があります。そのひとつに…

自民党の5つの大罪?

札幌で、元通産官僚(現経済産業省)の古賀茂明氏氏の講演を聞く機会がありました。講演のなかで私が注目したのは、自民党が総選挙で復権し、今安倍内閣となったことに対し、手放しで評価しているわけではないことでした。自民党が政権を追われたのは5つの…

前泊博盛編著『本当は憲法より大切な 「日米地位協定入門」』

3月に上記の本を読みました。たいへん教えられる本、考えさせる本と出合ったことになりました。私の認識がじつにいいかげんだったこともようやく理解したことになりました。沖縄の地元紙琉球新報で27年間記者をやってきて、今は沖縄国際大学で研究者の前…

日本共産党の参院選「野党選挙協力」の姿勢を知って

3月16日付けしんぶん赤旗で、参院選野党協力についての考えを報じました。「脱原発かながわ勝手連」より寄せられていた野党の協力についての要請への回答を文書で手渡したそうです。各党の代表者宛となっている要請のようです。「お答え」の全文として報…

櫻井よし子氏講演を聞いて

2月2日札幌で櫻井よし子氏を講師とする講演会がありました。主催全日本不動産政治連盟の政経セミナーです。近年でも何度か札幌で彼女の講演会はやられています。一度は本人の話をじっくり聞いてみたいと思っていた私でしたので、この機会に申し込みをして…

安倍晋三首相答弁「筆舌に尽くし難いつらい思いをされた方々」

2月1日しんぶん赤旗に、志位和夫日本共産党委員長が、1月31日の衆議院本会議で代表質問した内容と、それに対する安倍晋三首相の答弁をくわしく紹介していました。そのうち「慰安婦問題」に関する部分を紹介します。志位和夫 『総理が日本軍「慰安婦」問…

加藤紘一氏慰安婦問題を語る

安倍晋三首相が年末サンケイ新聞のインタビューに対し、慰安婦問題で河野洋平官房長官談話(1993年)の見直しを表明したようです。それについてはあちこちで論評されています。しんぶん赤旗日曜版1月20日号4面が「『慰安婦問題』 河野談話見直し 世…

「しんぶん赤旗」で注目した記事について語ってみよう

「しんぶん赤旗」を私は日刊紙日曜版ともに購読しています。最近注目した記事をとりあげてみました。あまり他紙と比較して論評したり、そのものへの論評は、関係当事者も含めて活発ではないようですから、多少の意味があるかもしれません。「しんぶん赤旗」…

三浦光世さん、日本経済新聞「交遊抄」に登場

2012年12月下旬、三浦光世さん(三浦文子記念文学館館長)が日本経済新聞「交遊抄」に登場しました。故・木内綾さんとのご縁について語られていました。夫婦ともどもいろいろなつきあいのあったこと親身な支援のあったことが述べられています。いろい…

橋下徹氏のツィッターを読んで

11月23日24日橋下徹(はしもと・とおる)氏のツィッター、維新の会のもののようですが、読んでみました。初めてではありません。23日にひさしぶりに読んで、おやおや「理屈」(?)をふりまわすのではなく情緒的なことも言い出したなと、びっくりさ…

「日本新聞協会の消費税の軽減税率を求める決議」やはり問題ととらえる

しんぶん赤旗日刊紙10月21日号に、元朝日新聞編集委員落合博美氏が、「新聞のいま」と題したインタビュー記事に登場していました。多岐にわたり発言をしていますが、直言の内容には驚きました。とくに私の関心をひいたことがふたつありました。「権力の…

橋下大阪市長の転進 文楽協会いじめ問題では」

前回、文楽協会への大阪市補助金を出さないと言っていた橋下徹大阪市長について書きました。その後、文楽協会のメンバーと会ったという記事を読みました。その前に会うことに協会側が判断したとの記事、目にしていたので、会った結果のこと、関心持って読み…

橋下徹大阪市長は、文楽協会に謝罪し、補助金を倍にすべきだろう

8月24日スポニチのインターネットニュースによれば、橋下徹大阪市長は文楽協会への補助金打ち切りを記者団に語ったそうです。「大阪市の橋下徹市長は24日、文楽協会への補助金削減問題をめぐり『公開の意見交換ができないということなので、執行は断念…

ジェフリー・ディーヴァー「獣たちの庭園」

8月12日(日本時間8月13日)、2012年ロンドン・オリンピックが終わりました。3回目の開催になるそうです。76年前の1936年夏、ヒトラー率いるナチスが政権をとったドイツでオリンピックが開催されました。1933年に首相となったヒトラーは同年「全権委任…

おすすめします 孫崎亨「戦後史の正体 1945−2012」

元外交官孫崎亨(まごさき・うける)さんが、「戦後史の正体 1945−2012」を創元社(大阪)より出版しました。外務省の少し後輩にあたる、天木直人さんが、本人より本書の内容を伝えられ、発売前から自らのブログで薦めていました。そのきっかけがあ…

上杉隆『新聞・テレビはなぜ平気で「ウソ」をつくのか」にショック

2011年末で「ジャーナリスト廃業宣言」をした上杉隆氏(1968年生まれ)が、「新聞・テレビはなぜ平気で「ウソ」をつくのか」をPHP新書で2012年2月29日出版しました。本書は大胆でえんりょのない指摘にあふれていました。面白い内容です。その…

高田昌幸「真実 新聞が警察に跪いた日」が問いかけるもの

北海道新聞(道新)記者だった高田昌幸氏が、「真実 新聞が警察に跪(ひざまず)いた日」(柏書房 2012年3月31日発行)を出版しました。冷静な筆致で、当事者のひとりとして事実経過と心情を振り返った内容でした。2003年11月から2005年6…

スティーグ・ラーソン「ミレニアム」3部作を読んで

原作者のスウェーデンのジャーナリスト、スティーグ・ラーソン(1954−2004)の世界的ベストセラー小説「ミレニアム」です。母国でと米国で映画化もされました。スウェーデン映画(1部、2部、3部の3本)は見ていませんが、そのリメイク版(第1部…