2009-01-01から1年間の記事一覧
12月23日、密約文書の「発見」がマスコミにより一斉報道されました。日米密約とか普天間とかもう書かないつもりでいましたが、あまりに決定的な新たなニュースですので、言及します。佐藤栄作首相が米国側と確認した書名入りの協議文書の議事録が、本人の手…
太平洋戦争末期、沖縄は戦場になりました。軍人のみならず住民も多くの犠牲をだしました。「沖縄県民ーー」の言葉は、海軍沖縄方面根拠地司令官だった太田実中将が戦死前、海軍次官に送った電文の末尾の文章です。史蹟となっている旧海軍司令部壕などで目に…
題意のマスコミ報道が、12月5日の新聞朝刊、テレビニュースで大きく報道されました。岡田外相、北沢防衛相に対してなされたということです。政権交代以前の日米両政府合意ということで、沖縄県の米軍海兵隊基地普天間飛行場移転が、同県内名護市辺野古へ…
12月1日、大きな出来事がありました。1972年の沖縄返還をめぐっての外交文書を情報公開せよとの訴訟が、今春提起されていました。1日の公判で当時の外務省アメリカ局長吉野文六氏(91歳)が証言し、彼が交渉当事者だった日米政府による密約の存在…
前に紹介した益川さんの日本経済新聞「私の履歴書」、11月29日号では、「科学者九条の会」に賛同したいきさつが載っていました。そして「戦争は200年したらなくなる」との持論も語られています。この着眼も鋭いものです。平和への目線もきちんとした…
日本経済新聞に毎月ひと月の連載が載る「私の履歴書」、11月1日から30日まで益川敏英さん(科学者九条の会世話人 2008年ノーベル物理学賞受賞者)です。ノーベル賞を受賞したことで名前を知りました。そして、ノーベル賞授賞式の記念講演で、英語が…
11月23日日本経済新聞のコラム核心で田勢康弘さんが書いています。「(鳩山)首相は『選挙を通じて沖縄県民の期待が大きくふくらんだ』などと人ごとのようなことを言っているが、ここまで沖縄の『県民感情』がふくらんできては、もはや辺野古沖には戻れ…
映画「沈まぬ太陽」、封切りされていましたが、機会をつくって観ることとなりました。山崎豊子さんの同名の原作小説、読んでいました。読み応えのある長編小説で、週刊新潮に連載時は、切れ切れにしか読んでいなかったのですが、単行本となったものは一気に…
11月7日(土)午後、旭川市のトーヨーホテルで九条の会主催の第8回憲法セミナーが開催されました。「憲法第9条と戦争の記憶」と題され、童話作家加藤多一さんと作家大江健三郎さんの講演がありました。開会あいさつはあさひかわ九条の会の三浦光世さん、…
ウェブマガジン カムイミンタラより、6月6日グリーン九条の会主催で行った品川正治さんの講演を特集として掲載したいとの要望が寄せられていました。品川さんご本人の了解が得られるなら世話人会として了承することとしました。了解も得られ、活字化の作業…
11月のオバマ米大統領の初訪日を前に、ゲーツ米国防長官が日本を訪れました。その内容は、沖縄県の普天間基地の移転に関しては、前自公政権の合意を守れとの内容のようです。おどしともとれる発言とがっかりしました。来日の前後、普天間基地移転のおとし…
ノーベル平和賞の選考委員会は、今年の平和賞受賞者にオバマ米大統領を選んだと発表しました。4月のプラハでの演説内容、国連安全保障理事会での「核兵器なき世界」決議でのリーダーシップなどが評価されたものと考えられます。でも実績を評価してというよ…
しんぶん赤旗10月8日号、下記記事を報じました。全文を紹介します。「米従軍拒否将校が除隊 イラク戦争 陸軍が軍法会議を断念現役米軍将校として2006年6月に初めてイラク従軍拒否を表明し、軍法会議に訴追されたエーレン・ワタダ中尉(31)が2日…
10月6日夜、NHKテレビニュースは、2006年7月から2008年12月まで航空自衛隊が行ったイラクでの支援活動を全面開示したと報じました。その内容は7日の朝日新聞朝刊でも以下のように述べています。 「今回の情報開示では、自公政権が『人道復興…
国連安全保障理事会は、9月24日核軍縮・不拡散をテーマにした初の首脳級特別会合を開き、米国が提出した「核兵器なき世界」の実現に向けた決議案を全会一致で採択した、と9月25日新聞朝刊で報じられました。オバマ大統領が4月のプラハ演説で掲げた理…
朝日新聞夕刊1月8日から28日に掲載された「魂の中小企業」(ニッポン人脈記シリーズのひとつ)が8月に朝日新聞出版から刊行されました。取材執筆をした中島隆記者がさらに加筆をしたうえのものです。連載がされていたことは知っても、家で購読してわけ…
9月16日、鳩山由紀夫総理大臣が選出され、民主党、社民党、国民新党による連立内閣がスタートしました。岡田新外相、日米間の密約問題、調査を命じました。沖縄返還での密約、核もちこみでの密約など、解明進みそうです。これまでさまざま言われてきまし…
「麻生太郎総理大臣 人災『後期高齢者医療制度』は撤廃を 怒山人(鳥目の会)」の垂れ幕、下ろしました。りんゆう観光のご理解を得て、社屋に2008年5月以来掲げてきましたが、1年4ヶ月後の9月、今回の総選挙結果となったこともあり、そうすることに…
9月6日(日)北海道新聞朝刊「政権交代 シリーズ証言 第6回」で、北海道大学公共政策大学院准教授 中島岳志(なかじま・たけし)さんが、発言しています。題して「有権者は我慢覚えよ」。今回の総選挙での政権交代についてと今後についての、きわめて冷静…
9月2日北海道新聞朝刊などである事件の最高裁判断を伝えました。大要次のとおりです。 「9月1日、最高裁第3小法廷(田原睦夫裁判長)は、いわゆる「手帳持ち去り事件」で、公明党元国会議員黒柳明、大川清幸、伏木和雄3氏の上告を退ける決定をしました…
8月30日、衆議院選挙の投票が行われました。民主党が大勝、政権与党自民党公明党はあわせても過半数を大幅にわりこむ惨敗となりました。政権交代が現実のものになったのです。戦後はじめてといってよい、自民党か自民党が中心の政権からの、変化です。大…
朝日新聞夕刊の8月26日から28日まで3回にわたって「居酒屋のムッシュ 素顔の加藤周一」が連載されました。昨年12月89歳で亡くなった加藤周一さんのことをとりあげたものです。ムッシュとは、異国にあって年齢や社会的地位からも自由なひとりの男の…
『田母神氏 広島の平和記念式典批判 「参列者左翼ばかり」田母神俊雄前航空幕僚長は25日、宮崎市の街頭で衆院選宮崎1区から無所属で出馬している前職の応援演説を行い、6日に広島市で開かれた「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和祈念式典)について…
8月26日朝日新聞朝刊、北海道新聞朝刊それぞれのトップ記事に注目しました。いずれも「日米密約」(別々のことですが)に関するものでした。朝日新聞は、「99年米公開の『核密約』文書 日本、再機密化を要請 政府関係者証言」です。北海道新聞は「密約…
全国紙毎日新聞が、インターネット上の自社サイトで、毎日ボートマッチ「えらぼーと」ということで今提供しています。2007年の参院選で、行っており、今回はさらに改良工夫をして提供をはじめました。有権者ひとりひとりにとって、政治や選挙が身近にな…
8月15日、中国南京市の「南京大虐殺祈念館」で「日本の100人の漫画家が描いた8月15日」展が、スタートしました。マスコミ報道で知りました。11月15日までだそうです。ちばてつやさんなどが中心になり、日本の漫画家が自らの戦争体験を描いた漫…
東京裁判(日中戦争、太平洋戦争時などの日本の政府,軍指導者を裁いた極東国際軍事裁判の通称)の裁判記録が、1999年国立公文書館に移管され、公開にむけた作業が進められました。2008年6月、その作業が終了したそうです。日本経済新聞がその資料…
8月4日、麻生首相の私的諮問機関「安全保障と防衛力に関する懇談会」(座長・勝俣恒久東京電力会長)が、報告書を提出したことが、報じられました。報道で読んだり聞いたりした限りの認識ですが、年末に予定されている防衛計画大綱の見直しに向けた報告書…
解散後、民主党が総選挙マニフェストを発表しました。新聞、テレビは一斉に報じています。内容を自分なりにかみくだいたわけでも、かみくだけたわけでもありません。私なりに納得できる項目がいくつかある、選挙の結果、それらを実現してくれたらよいなとは…
新潮文庫2冊でこのほど刊行されました(2009年7月1日)。日本語訳単行本としてすでに出版されていたかどうかは、私にはわかりません。書店で新刊として平積みになっていたのに目をひかれ、購入したのですから。ジョン・グリシャムは見た映画の原作者…