大津地裁判決 「新幹線仮線工事、栗東市起債は違法」

知事選で新幹線栗東新駅工事凍結を訴えた嘉田由紀子氏が当選した滋賀県。9月25日にその工事に関しての栗東市の起債差止訴訟の判決が大津地裁(稲葉重子裁判長)で出されました。

判決は、原告の栗東市民の勝訴。新駅工事のなかで、工事中に列車を迂回させる仮線の工事費用を市が起債でまかなうのは違法との訴えに対し、「地方債を限定的に許容した地方財政法の趣旨に違反する」ことを認めたものです。

無駄な公共事業の財源に起債が「打ち出の小づち」とされてきたことへの全国初の差止判決だそうです。現実の工事の進展にも、全国のさまざまな問題へも大きな影響を及ぼす内容となりました。

以上 (世話人) 060926