フォード元米大統領、イラク戦争開戦反対
12月26日死去したフォード元米大統領(共和党)が、生前の2004年7月に米紙ワシントン・ポストのボブ・ウッドワード編集委員によるインタビューに応じていたことが、28日の同紙の報道で明らかになりました。
死後の発表となったのは、生前は非公開とのとりきめがなされていたことにあるようです。しかし、内容はきわめて率直なものでした。
「もし私が大統領だったら、公になっている通りの事実にもとづいてイラク戦争を命じていたとは思わない。制裁や制限や何であろうと最大限の努力を通じ、別の答えを探しただろう」
「われわれ自身の国家安全保障に直接関係ない限り、世界中で国民を解放するという責め苦を負うべきではない」
イラク戦争開戦は間違いと断言する内容、大きな重みを持つものです。米国によるイラク戦争に反対したこと、してきたことの正当性、これでまた明らかになりました。
以上 (与謝名 阿寒) 061230