女性自衛官、セクハラ・パワハラに対し国家賠償請求訴訟

北海道内の基地に勤務する女性自衛官が、基地内で自らが被害者のセクハラ、そして事実を解明しようとせず退職を強要するパワハラに対して、札幌地裁に国家賠償請求訴訟を起こしました。その第1回口頭弁論が6月11日に行われました。

原告の女性自衛官が出廷、意見陳述を行いました。提訴後も、嫌がらせ、退職強要が続いていることを含めた内容でした。まことにしっかりした内容です。父親も傍聴していたようです。

国側は「事実調査を今後行って答弁書を出す」といいながら、「請求棄却」の姿勢。どうしてそういえるのと不可思議な思いをしてしまいました。問題が深刻すぎてそういう態度でしかのぞめないのか、まじめに対応しようとしないのか。

防衛庁防衛省になった現在、なおさら国民にわかりやすい態度がもとめられると思うのですが。都合の悪いことは明言せず、ばれたらいなおりとこじつけでは、組織は腐ってしまいます。

以上 (前荷 進) 070612