ニューヨークタイムスが言った「日本の破産の道」

道路特定財源」などをめぐる自民党固執ぶりのマスコミ報道を見聞きしていて、ある言葉を思い起こすことになりました。

「日本の破産への道は公共事業によって舗装されている」です。米大手紙ニューヨークタイムスの記事で使われた表現です。1997年3月1日の記事だそうです。

かなり注目をされた表現で、私もほほううがったことを言うものだと、紹介した報道記事を読んだ記憶があります。しかしそんなに前のことだったのですね。もっと最近のことかと思っていました。

しかし、今聞いてもまことになまなましい表現です。現在の山のような国債残高、毎年の膨大な財政赤字、それを考えても、的はずれなものではなかったことが証明されているようです。

それなりのきちんとした指摘を、まともに受け止めることをせずに、ずるずると事態を悪化させていった我々の不勉強さ、時間延ばし、大変反省することとなりました。

よく理解を深めたうえで、との条件付ですが、直視してなんらかの行動すべき状況と考えなくてはならないようです。

以上 (前荷 進) 080517