8月26日朝日新聞、北海道新聞の朝刊トップ記事

8月26日朝日新聞朝刊、北海道新聞朝刊それぞれのトップ記事に注目しました。いずれも「日米密約」(別々のことですが)に関するものでした。

朝日新聞は、「99年米公開の『核密約』文書 日本、再機密化を要請 政府関係者証言」です。

北海道新聞は「密約文書『自分が署名』 吉野(文六 外務省アメリカ局)元局長、陳述書で」で、元毎日新聞記者西山太吉さんらが起こした情報開示をめぐる裁判の第2回口頭弁論(8月25日)でだされたものでした。裁判長は12月1日吉野氏の証人尋問を行う方針を示したそうです。子の件、朝日新聞も中で報じていました。

ほかの新聞を目にしていませんので、ほかはわかりませんが、ともに真正面から切り込んだ記事です。そして今総選挙の真っ最中、8月30日投票で選挙結果がでます。以後の政治問題としても、改めて日を当てざるをえなくなるインパクトがある内容です。権力に対してもの申すという、ジャーナリズムが求められていることのひとつですが、実際に示してくれたと受け止めました。

これまで、各種「密約」、取りざたされたりしてきましたが、すべて政府の存在していないという答弁の壁で踏み込んだことにはならずにきていました。もっとも、政府与党という権力者(発生当時からこれまで根っこは同じです)が国民にうそをついてきたのではという疑惑ですから、答えるほうも大変です。しかし、うそをついたいたのか、そうではないかは、はっきりさせてもらうべきことです。「否定」ぶりに疑いは私の中にも膨らんできたことでした。まだすべてすっきりというわけではありませんが、ああやっぱりという気持ちにさせられました。

もし国民にうそをつき続けてきた政治家がいるとすれば、その責任はとってもらうべきでしょう。それこそ「自己責任」というべきものです。

以上 (あほうどり) 090826