毎日ボートマッチ「えらぼーと」

全国紙毎日新聞が、インターネット上の自社サイトで、毎日ボートマッチえらぼーと」ということで今提供しています。2007年の参院選で、行っており、今回はさらに改良工夫をして提供をはじめました。

有権者ひとりひとりにとって、政治や選挙が身近になるもので、有権者がインターネット上で選挙の争点に関する質問に答えると、どの政党の主張に近いかを示す仕組みです。欧州で90年代に盛んになり、日本でも毎日新聞の取り組みなどが行われるようになりました。毎日新聞では、今回、政党の主張ばかりでなく、立候補者個々の意見も知ることができるようにしたと説明しています。

インターネットで毎日jpを開けば、実際の利用使用ができるようになっています。今回の総選挙の告示になってから本格運用というのも、うれしいことです。日々のマスコミ報道でわかってきたことも含めた判断がしやすいですから。

私の利用体験でいいますと、20の質問項目に答えました。そうすると、まず投票しないと思っていた政党との適合率がけっこう高いという結果が出てびっくりしました。100%というところはなく、高い低いがあるわけですが、政策問題への私の「理解」は思い込みも多いのかもしれません。正確な理解とそれにもとづく判断をしているかどうか、反省する機会にもなりました。

しかし、自民党とは最低ではないものの低い適合率となりました。その点も自分がびっくりしたことです。これまで「責任政党」として戦後役割を担ってきた面があると考えていますが、今回の結果は妥当かもしれないと受け止めることにしました。これまでのやり方がもう通用しなくなったことが私の場合の結果にも表れているのかもしれません。苦労もしているかもしれませんが、「賞味期限切れ」を何とか打開しているような印象を受けました。

気がついたことをいうと、衆議院議員の選挙とともに、さらに最高裁裁判官に対する信任(国民審査)もある今度の総選挙ですが、それについてのどうのこうのはありません。欧米でもそれはないのでしょうか。

質問項目では、「後期高齢者医療制度」に関しての設問が、それだけでは狭すぎるのか、ありませんでした。私としてはあってもよいのにと思ったりしましたが。

以上 (前荷進) 090820