沖縄県知事選がはじまりました

11月11日告示で、沖縄県知事選挙がはじまりました。11月28日投票です。宜野湾市長だった新人のイハ洋一(立候補名」候補と現職知事仲井真候補の実質一騎打ちのたたかいです。

現職に大して国政では、政権与党の民主党が当選に期待をよせ、前政権党だった自民党公明党も応援しています。つまり米軍海兵隊普天間基地は動かせなければ存続もしかたがないという「見識」の持ち主である政党政治家は仲井真氏支持しているということでしょう。もっと大切なことがあるということです。

イハ候補、県会議員から宜野湾市長へと歩んだ人ですが、普天間基地の「県内移設反対」「普天間基地の閉鎖・撤去」です。県民の気持ち心第一なのでしょう。イハ氏は太平洋戦争後の生まれ、しかしお母さんは沖縄戦の時従軍看護婦で戦傷もおい、当時の家族9人のうち7人を失った人だそうです。沖縄県民の体験を感じとってきた人のようです。

沖縄(県)を戦争のにおいのプンプンする島から、平和への希求が感じられる島へ、その思いがあるのはどちらかは自明のようです。

昨今は、沖縄の米軍基地の存在がかえって経済的発展を妨げるものになっているとの意見主張も多くなり、共感する人も多くなっていることがうかがわれます。基地依存の経済をうたぐったり調べたりすることでも、明らかになっていくことはあるものです。

現状維持の抵抗勢力も、現実の矛盾とあらがってもがんばっているようですから選挙結果は単純に見えるものではありません。しかし、沖縄県では、民主党議員でもイハ候補支援、国民新党議員でもイハ候補支援、が続いています。ですから、県外の私でも現状打開の結果を望む気持ちが強まるのです。

以上 (前荷 進) 101116