「シェイクスピアの人間学」、井上ひさしさんの書評

小田島雄志さん(東京大学名誉教授・東京芸術劇場館長)が、「シェイクスピア人間学」(新日本出版社)を出版しました。

シェイクスピア研究、翻訳で知られている小田島さんが、幅広い視点でほりさげてみた本です。しかしやさしくわかりやすい語り口の肩のこらないものにしあがっています。偉大なる作家にせまるというのでなく、読者にとって自分を見つめ直す機会にもなるものとなっています。

作家井上ひさしさんが、6月17日しんぶん赤旗で以下のように書評しているそうです。

「さっぱりとしてきれいな小型の、ポケットにも楽に入るような本だが、内容は地球が丸ごと、すっぽり入るくらい広くて深い。−−これは値段が何十倍にもふえて戻ってくる本だ。
とくに本紙の読者には、マルクスシェイクスピアをどう考えていたかについて書かれた?章は必読である。」

以上 (前荷 進) 070908