やはり波乱の幕開けか

7月からまたまたガソリン小売価格が値上がり、ついに1リットル180円台に突入しました。6月には、漁民が漁船の燃料価格の高騰で、一斉休漁日も設けるなど、各界で対応に必死ですが、ますます拍車がかかることになります。しかもその努力が効果をあげるのはたいへんなのです。

各種小売価格があいつぐ値上げ、それなのにその結果が売り上げ減と直結している事例が目につくようになりました。反応はまことに正直なものというのが私の感想です。


この事態に対する政治の無策となげやりさはひどいものです。今の福田内閣と政府与党の自民党公明党には、まともにとりくもうという姿勢が微塵も感じられないようにしか、私には思われません。

4月以来、道路特定財源のこと、「後期高齢者医療制度」のこと、なども含め、きちんと対処解決をせず、ずるずると先送りにしている事態が相次いでいます。そのことがかえって問題を深刻にさせていくというのが現実の進行ではないでしょうか。「過ちをあらたむるにはばかることなかれ」という言葉が思い起こされてなりません。それなのになぜ改めないのか、改まらないのか、を考えざるを得ません。

対応能力がもう現政権と与党にないのではないかと、疑う気持が起こっています。解釈するだけではもうだめ、膏薬貼りも追いつかずが、実際のところではないのかと思いたくなっています。

思いたくはないのですが、もしそうだということにいきつけば、好むと好まざるとにかかわらず、世は変わらざるを得ないでしょう。見つめていきたいと考えていきます。それによる処し方はどうかに直面するでしょうから。

サミット後、波乱の幕開けに、やはりなるかもしれません。先輩があるとき私におっしゃった「君の若さがうらやましい」は、今も通用することと思いたい気持です。改めての時間との競争です。

以上 (与謝名 阿寒) 080702