リーマン・ブラザーズ倒産の知らせを受けて

米証券大手リーマン・ブラザーズが9月15日会社更生法の適用を申請し、倒産しました。サブプライムローンの深刻な焦げ付きの実態がまた一段と明らかになりました。

アメリカでは大恐慌以来の金融危機とも今を呼んでいます。その通りになるかもしれないと受け止めさせる最近のアメリカ金融界の状況になりました。

日本に及んでくる影響も日本の大マスコミの報道程度ではすまないのではないでしょうか。1973年のオイルショック、1997年のたくぎん、山一證券の破綻が合わさるようなことにならねばよいが、ということを懸念しています。

しかし、今の知恵と工夫で乗り切っていかなくてはなりません。新たな覚悟と決意が必要です。問題の本質を見ての対応が基本です。その意味でもアメリカのイラク武力侵攻が間違いであること、その結果が今の事態につながっていることを見つめなくてはならないのです。

もうひとつ、「気持の若さ」が必要でしょう。

以上 (前荷 進) 080916