グリーン九条の会発足記念の夕べ終わる

11月17日、グリーン九条の会発足記念の集いが開催されました。以前にお知らせした「講演と朗読劇の夕べ」ですが、30数名の参加で、和やかに行われました。

事務局の司会進行のもと、世話人である植田英隆、秋山孝二、内山博3氏の紹介、発足のいきさつと今回の企画のきっかけの説明のあと、「浜に立つ女たち」の著者大成勝代さんの講演、青年座岩倉高子さんの同書朗読が行われました。

1918(大正7)年7月23日に富山の漁民の主婦の行動が引き金となった米騒動、90年前の出来事です。それは、翌年以降の、社会保障社会福祉への気づきと目覚め、普通選挙権の法定(男性に限られたものだが)への大きな推進力となったことを、大成さんはしみじみと語っておられました。また北海道へ米を運ぶ船の積み込み阻止ということが、富山と北海道のえにしの深さもしめしてくれました。

米騒動の後、地元では地域で支える子どもの保育の必要性と切実性に目が向き、現在に至る活動のスタートになった(「浜に立つ女たち」の内容)ことを、講演と朗読は、北海道の我々に伝えてくれる機会となりました。

グリーン九条の会は、2009年以降も、世話人が一致した企画を、年2回ほど行う予定にしています。

以上 081122