はなはだ険しい雰囲気の新年です

2009(平成21)年になりました。

新年から、国内的には連日の「年越し派遣村」の報道(これは年末でも注目のことでした)、国際的にはイスラエル軍パレスチナガザ地区への地上軍の軍事侵攻が本格化している報道です。明るくないニュースは、まだ他にもありますが、まっさきに私の目にはいることといえば、このふたつです。

米国のブッシュ大統領は、この事態にもかかわらずイスラエル擁護の発言、まことに残念なことです。歴代米国政権はイスラエルを支えてきました。そのツケが今回、また表にということなのでしょう。1月20日から発足するオバマ新政権、どう手を打っていくのでしょう。まさかまったく変わらずということではないにしても、どの程度前向きかが心配されます。国際世論も大事になるでしょう。

九条の会アピール」、こうしたことへも、ひとつの物差しを与えてくれます。九条も「九条の会アピール」も、かみしめて味のあるものという実感にますますなるのは、私にはありがたいことです。

7日の毎日新聞朝刊、「政府、地方銀行40行に公的資金注入か」という記事が1面トップだそうです。これも先行きの険しさを示すものと受け止めなければならないようです。

厳しい局面に必要なのは「平常心」とか。ピンときている認識を私はまだ持っていません。それは実際にはどういうものか、そのとおりと思うことになるのか。これまで以上に味わい、身につけることができるかどうかも問われます。

しかし、必要なのは「余裕」、それはこの場合、どういうことで実感できるのでしょうか。もうこれからは通用しなくなった、「自分だけよければいい」「自分だけ助かればいい」で視野を狭めてしまうのではまずいということだけは、ようやく昨年で理解したのですが。

以上 (あほうどり) 090107