国連安保理「核兵器なき世界への決議」

国連安全保障理事会は、9月24日核軍縮・不拡散をテーマにした初の首脳級特別会合を開き、米国が提出した「核兵器なき世界」の実現に向けた決議案を全会一致で採択した、と9月25日新聞朝刊で報じられました。オバマ大統領が4月のプラハ演説で掲げた理念を国際社会が共有する形となったとも報じています。米国が議長も務め、積極的に推進しました。

日本も非常任理事国として賛成。出席した鳩山首相も演説を行い、被爆国として核廃絶の先頭に立つことと非核原則の堅持を宣言、と報じられてもいます。

大きなステップを国際社会も踏み出した、国際社会としての認識もそこまできた、と受け止められることは私にとっても感慨深い出来事となりました。決議されたから良い方向にどんどん、などとは決してならないでしょうが、今後に向けての大きな意味とよりどころを与えてくれたことになりました。鳩山首相の演説も、日本政府の代表としてあたりまえというべきものです。しかし、これまでの政権や首相ではなかなか明言しなかったこと、鳩山首相の踏み込んだ発言は前向きに歓迎すべき勇気あることと評価されることです。

国際問題は武力で解決できる時代ではなくなったこと、端的に示してくれた出来事です。

憲法9条の意味意義、ますます輝かせるよう、我々ひとりひとりも行動しなくてはと思います。

以上 (前荷 進) 090926