防衛省、イラクでの航空自衛隊の支援活動全面開示

10月6日夜、NHKテレビニュースは、2006年7月から2008年12月まで航空自衛隊が行ったイラクでの支援活動を全面開示したと報じました。

その内容は7日の朝日新聞朝刊でも以下のように述べています。
「今回の情報開示では、自公政権が『人道復興支援を行っている』と説明してきた空自の空輸活動の大半が実は米兵輸送であり、米軍の後方支援活動が実態だったことが浮き彫りになった。』

ねばりづよい情報公開請求の結果であり、政権交代防衛大臣の交代ということも大きかったようです。そしてその内容は、まったく予想外のことではありませんでした。今後への大きな一歩となるでしょう。

それにしても情報公開の意義と意味、大事なもので、ますます進んでいってほしいものと思いました。同じ朝日新聞で、金融庁の大臣記者会見オープン化について記事があり、それも興味深く読むことになってしまいました。

亀井静香金融大臣、6日に定例の記者クラブによる記者会見とフリーランス向けの記者会見とをふたつ開いたそうです。鳩山内閣は「大臣会見のオープン化」の姿勢があり、亀井大臣がそれを実行したようです。はじめ記者クラブにオープン化を申し入れたところ、記者クラブが要請を拒否、ふたつの実施となりました。朝日新聞は拒否反対の姿勢ではないとしています。

金融庁は、事前に希望者を登録してもらう「外務省方式」(外務省でははじまったようです)の導入を記者クラブに要請したようです。

変化がまたひとつ明らかになってきました。

以上 (前荷 進) 091007