湯浅誠講演会、つつがなく開催されました

5月29日(土)午後、以前から予告し取り組んできた第3回グリーン九条の会講演会はつつがなく終了しました。札幌グランドホテルの会場は250名もの参加者で満員状態、盛況の中、湯浅誠さんの講演「岩盤を穿つ」が行われました。

湯浅さんは、2008−2009年の年越し派遣村の村長役を務め、いちやくマスコミにも注目された人です。生活支援活動の「もやい」や「反貧困ネットワーク」などの中心的活動家であり、著作「反貧困」などでも高い評価を受けてきました。今回の演題「岩盤を穿つ」は、最近の著作の題名でもありました。

たいへん多忙な方で、当日講演に間に合うように東北地方より札幌入り、また翌日も用事ということで、講演が終わった後東京へもどるという行動でした。

講演内容は、年齢さまざまの参加者に対して、平易でわかりやすく湯浅さんの考えと活動を伝えるものでした。講演後の質問用紙を使った質問に対しても、さらにかみくだいた返答をされました。

「すべり台社会」の深刻な問題点、社会に「溜め」がなくてはならぬ意味、湯浅さん流活動家論(狭いものではなくさまざまな気づきからのいろいろな行動が活動家であると言われています)、しっかりと話されました。

参加者には大きな刺激を与えてくれた内容でなかったでしょうか。取組にあたり、多くの方の協力ご支援をいただきました。また数多くの参加者の熱心な態度に助けられました。ありがとうございました。

また講演内容、DVD収録し、後日希望者に販売(販売価格1000円)予定です。

以上 100604