ウィキリークスと欧米メディアの連帯のいきさつ

12月9日朝日新聞朝刊国際面に橋本聡記者が「ウィキリークスと欧米各紙 暴露『共闘』は英紙の提案」と題して書いた記事をのせています。

今世情を騒がせている(?)ウィキリークスが暴露した文書(米国の最近の外交や軍事に関する政府の機密文書)を、英国のガーディアン紙、米国ニューヨーク・タイムズ、ドイツの週刊誌シュピーゲルが足並みをそろえて、いっせいに内容報道しました。7月のことです。それにいたったのは、ガーディアン紙の特約記者ニック・デービス氏(57歳)、彼が経過を英国の月刊誌に寄稿したそうです。

デービス氏は6月にウィキリークスが大量の機密文書を入手の情報を得て、ウィキリークスジュリアン・アサンジュ編集長(39歳)とベルギーで会いました。それがきっかけとなり、7月からのウィキリークスと3者の共闘となったそうです。10月からフランスのルモンドが、11月からはスペインのエルパイス紙が加わったそうです。

私には、ウィキリークスをどう見るべきか、さだかではありません。橋本記者が「内部告発サイト」と表現していますが、それにとどまるものかどうか、わかっていないからです。しかし、画期的なことを行っている、歴史をも変えることかもしれないという気持で事態の進展を見守っています。

比較すると、日本のテレビ、新聞と言ったマスコミは、まことに目立たない紹介に徹している印象です。今回の朝日新聞記事も。共闘に加わるところはないのでしょうか。残念な気持です。

ウィキーリークスのこの「告発」でどういうことが自分にわかってきたかは、もう少し時間をおいての発言とします。

以上 (前荷 進) 101210