4月13日きっこのブログ「世界最悪の原発事故を起こした自民党の総理大臣」

きっこのブログ」、「きっこ」という女性のブログで人気ブログのひとつだそうです。キャッチフレーズが「単なる自己満足ブログです。操作された嘘の情報を信じるのはバカの勝手。真実を書くのはあたしの自由。」のようです。投稿内容は、近況とか趣味とか時局に関することとかさまざまな投稿内容です。

インターネット検索で、たまたま消費税に対する本人意見にたどりついた知ったブログです。鋭い辛口意見をのせることもあることから少し前から時々読んでいます。

4月13日がまさにそうしたもののひとつでした。題して「世界最悪の原発事故を起こした自民党の総理大臣」。

彼女は断定します。

中曽根康弘を始め、最近では、森喜朗小泉純一郎安倍晋三麻生太郎と、自民党の歴代の総理大臣は、東京電力から献金を受け取った見返りとして、常に原発政策を推進し続けて来た。そしてその実体はと言えば、これらの答弁がハッキリと表わしてるように、すべて官庁に丸投げーーというよりもすべて官庁のいいなりで、自民党の歴代の総理大臣は、政治主導で国民の安全を守ろうなんて意識はミジンも持ち合わせて来なかった。危険極まりないプルサーマルを最終的に決定し、老朽化した原子炉の耐震性をテストする唯一の施設を廃止にした小泉純一郎しかり、地震津波で原子炉の冷却系の電源が切断されるなんてことは起こらないようにしてるから、起こった場合のことなんて考えてないと言い放った安倍晋三しかり、自民党の歴代の総理大臣こそが、人類史上最悪の原発事故を引き起こした張本人なのだ。」

そしてその例証が、日本共産党吉井英勝議員の2005年10月31日の「原発の危険から国民の安全をまもることに関する質問主意書とそれに対する11月11日の答弁書、さらに2006年12月13日の「巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問主意書」と12月22日の答弁書でした。小泉内閣安倍内閣にそれぞれ出されていたものです。吉井議員は京都大学工学部原子力核工学科を卒業しているそうですから、原子力についてはかなりの知識や判断を持ち合わせているのでしょう。また2007年7月24日には新潟県中越沖地震を受けて、日本共産党福島県委員会と同県議団が「福島原発10基の耐震安全性の総点検等を求める申し入れ」を東京電力勝俣恒久社長に送っていたことにもふれています。

東北・関東大震災で被災事故を起こした東京電力福島第一原子力発電所、その事故はまったくの人災だったのです。そして国会で危険性を指摘し、懸念を伝えていたのが日本共産党吉井議員でした。その先見性におくればせながら驚かされました。そして現実にさらに慄然となりました。

日本の国と国民に責任がある政治家として、当然のことをしていたのが、吉井議員。彼の所属している日本共産党もきちんと筋を通す政党であることを示してくれました。一貫して系統的な態度もとっていたのです。まだ少数政党にとどまっていることは残念です。どうしてかはわかりませんが。

しかし他党(自民党政権政党当時の態度がわかるので除外)は共産党とくらべてどう主張行動していたのでしょうか。関心はそこに移りました。

2011年4月15日 前荷進