城南信用金庫の決断「脱原発の姿勢」に賛同する

東京と神奈川を地盤とする城南信用金庫がこの4月に脱原発の姿勢を表明しました。4月19日朝日新聞のインターネット報道アサヒコムで知りました。城南信用金庫のホームページにはその声明が掲載されています。

原発に頼らない安心できる社会へ
                     城南信用金庫

東京電力福島第一原子力発電所の事故は、我が国の未来に重大な影響を与えています。今回の事故を通じて、原子力エネルギーは、私たちに明るい未来を与えてくれるものではなく、一歩間違えば取り返しのつかない危険性を持っていること、さらに、残念ながらそれを管理する政府機関も企業体も、万全の体制をとっていなかったことが明確になりつつあります。

こうした中で、私達は、原子力エネルギーに依存することはあまりにも危険性が大き過ぎるということを学びました。私達が地域金融機関として、今できることはささやかではありますが、省電力、省エネルギー、そして代替エネルギーの開発利用に少しでも貢献することではないかと考えます。

そのため、今後、私達は以下のような省電力と省エネルギーのための様々な取組みに努めるとともに、金融を通じて地域の皆様の省電力、省エネルギーのための設備投資を積極的に支援、推進してまいります。

徹底した節電運動の実施
冷暖房の設定温度の見直し
省電力設備の導入
断熱工事の施工
緑化工事の推進
ソーラーパネルの設置
LED照明への切り替え
燃料電池の導入
家庭用蓄電池の購入
自家発電装置の購入
その他

                               以上」

たいへん明快な声明ではないかと受け止めました。同時に自分なり、自分たちなりに何をするべきかという点でも示唆を与えてくれました。

城南信用金庫のこの姿勢と考え方に、賛同する気持になりました。

2011年4月22日 前荷進