橋下徹氏のツィッターを読んで

11月23日24日橋下徹(はしもと・とおる)氏のツィッター、維新の会のもののようですが、読んでみました。初めてではありません。

23日にひさしぶりに読んで、おやおや「理屈」(?)をふりまわすのではなく情緒的なことも言い出したなと、びっくりさせられました。そのなかの本人発言、印象に残ったものを翌日再度読もうとしたのですが、見当たりません。驚いた印象がはっきりしていて、その内容も覚えているので、いぶかしく感じました。記録しておくような芸当もできませんから、百歩譲って、発言削除を後追いでされているのか(本人とか維新の会関係者とか)、私の記憶違いか、正確には断定できません。

しかし、記憶によれば政策よりも主義思想だとの発言したツィッターがあったのです。えらいぶっとんだ言い方をするなと、橋下氏のそこのところの顔写真をじっと眺めたわけですから、鮮明な思い出です。それを再確認して、ここで私なりのコメントをしようと思ったのですが、ちょいと遅かったようです。

とりあえず、反原発に関しての直近のいろいろな発言などを、今目を通したうえで、書いています。原発問題にかぎっての言及とします。日本維新の会が太陽の党の解党合流を受け入れ、石原慎太郎氏を新たな代表とし、橋下氏が代行と急転直下決まりました。これまでの双方の主張政策、どう整理してのうえだろうかと、マスコミでもさんざん疑問をぶつけられていたことは私でも知らされたことです。原発については、維持推進の石原氏、脱原発(?)志向もあったような橋下氏でしたから、当然の問いかけでしょう。

原発発言せっせとしているので、翌日すべて読めなくなっていることはなさそうです。ですから感想をいいます。それらの発言、疑問にまともに答えない姿勢、口舌の徒との印象を、私に残しました。原発というもの、これまでの日本の原発政策、3・11以降の現実、あまり頭に入っているとは思えない、その場しのぎの「理屈」を並べていました。言っていることを信じる人は信じなさい、信じない人はかってにしろ、という論調ですから、かみあわない一方通行です。きちんとした議論に耐えられないいいっぱなしを本人は良しとしているのでしょうか。比較して読む方がいれば、はたしてどうなのか、その方ひとりひとりご自身で考えていただきたいものです。

ハシズム」といわれてきた、橋下氏の発言行動、少しわかりやすくなってきたようです。「ハシズム」は「ハシズム」、変わった鬼っ子に間違いないと私も受け止めるようになったのです。物事をしっかり考え行動するための判断材料として検討してみることは、面白いのではないでしょうか。矛盾とちぐはぐを発言で同時提供していますから。まだ時間がかかるにしても、この調子では有権者から乗り越えられてしまうことになりそうです。口と風呂敷を広げすぎたのではと、おせっかいですが、心配になりました。

2012年11月24日  前荷 進