2009-01-01から1年間の記事一覧

野中広務・辛淑玉「差別と日本人」を読んで

本年6月に新書角川ワンテーマ21の1冊で、野中広務(のなか・ひろむ)さんと辛淑玉(しん・すご)さんの対談を集録した「差別と日本人」が出版されました。野中さんは引退しましたが1925年生まれ京都出身の政治家、国会議員となり官房長官、の自民党…

いよいよ総選挙です

麻生太郎総理大臣、7月21日解散、8月30日投票ということで、衆議院選挙の日程を正式に明言しました。いよいよ総選挙です。ただこの日程では、いわゆる夏休み時期とまったく重なることになります。観光を含め諸般の商売にマイナスの影響じゅうぶんに考…

品川正治さん2009年6月6日講演DVD販売へ

経済同友会終身幹事品川正治(しながわ・まさじ)さんをお招きして、6月6日札幌で講演会(演題 21世紀の世界と日本の座標軸)を開催しました。その状況など、「九条の会」へ報告しましたところ、九条の会メールマガジン第74号(7月10日号)で、その…

核持ち込み密約、朝日新聞、読売新聞も報道

前に共同通信配信記事で報じられていた、核持込の密約の報道、今日朝日新聞、読売新聞も独自取材という記事で報じました。元外務次官の証言をのせており、共同通信と同趣旨の内容となっています。これに対し、河村官房長官、改めて否定と、両紙とも記事の中…

辞めるべきは麻生太郎総理大臣では?

6月12日、鳩山邦夫総務大臣が麻生太郎総理大臣に辞表を提出、辞任しました。日本郵政社長の再任問題で、閣内不統一状態となったためです。6月12日北海道新聞夕刊は、首相周辺の発言として、ポピュリズムのきわみとの言い方で鳩山大臣の言動に対する更迭も含…

6月6日品川正治さん講演会盛会でした

6月6日午後1時より札幌グランドホテルで開催した経済同友会終身幹事品川正治さんの講演会「21世紀の世界と日本の座標軸を語る」はおかげさまで盛会でした。会場に見合った150人ほどの集まりとなりました。参加された方々、協力された方々、ありがとうござい…

時代の変わり目(GM経営いきづまりの意味するもの)

アメリカ時間の6月1日(日本では6月2日に入ってから)、米自動車メーカゼネラル・モーターズ(GM)が米連邦破産法適用の申請を行いました。経営のいきづまりです。オバマ米大統領も緊急演説、重大事態であることがわかります。GMは周知のとおり、世界最…

核持ち込み密約ようやく明るみに

6月1日、北海道新聞朝刊1面で、1960年の安全保障条約改定に際し、日米間で核持ち込み密約が結ばれていたことが報じられました。共同通信配信記事だそうです。東京新聞も1面トップとの報道のようです。北海道で読む限り、日本経済新聞は6月1日2日…

卑弥呼の墓か 箸墓古墳

奈良県桜井市の箸墓古墳、築造時期が西暦240−260年であろうという説を、国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)の研究グループが打ち出しました。埋められていた土器に付着した炭化物の年代測定からであるようです。箸墓古墳は最初の前方後円墳といわれ、…

北朝鮮、地下核実験を強行

北朝鮮が5月25日、地下核実験を行いました。どう言っていいかわかりませんが、まことに道理も何もない遺憾なことです。経済破綻している支援援助なくして自立できない国が、なぜそのような態度をとるのでしょうか。歴史から学ぼうとしていない姿勢です。それ…

山崎豊子さん自作「運命の人」を語る

「運命の人」の単行本としての刊行がはじまりましたが、著者山崎豊子(やまさき・とよこ)さん(84歳)が自作について語っています。目についたものがふたつありました。ひとつは、連載していた文藝春秋の2009年6月号、「『運命の人』と私」との談話…

山崎豊子「運命の人」出版はじまる

月刊誌「文藝春秋」(株式会社 文藝春秋)で、作家山崎豊子(やまさき・とよこ)さんの小説「運命の人」が連載されていました。この4月より同じ文藝春秋より単行本として出版されました。もっとも全4巻の予定で、今は第1巻、第2巻の刊行です。2005年…

2009年6月6日(土)グリーン九条の会例会

以下の日程内容でグリーン九条の会第2回例会を行います。関心ある皆様のご参加お願いします。 2009年4月25日 事務局 日時 2009年6月6日(土)午後1時ー3時場所 札幌グランドホテル別館2階 グランドホール東 札幌市中央区北1条西4丁目 te…

副島隆彦氏も言う。「南京大虐殺はあった」

評論家副島隆彦氏の著作「歴史に学ぶ知恵 時代を見通す力」(PHP研究所 2008年8月刊)を、たまたま読む機会がありました。いろいろ積極的に発言している人らしく、同氏の著書は他にも見かけます。これまで読んだことがなかったのです。本人のある発…

テボドン騒ぎに思う

4月に入って、北朝鮮が予告していた「人工衛星打ち上げロケット」の発射実験を行いました。その前後のこと実際のことはマスコミが多くの報道がなされました。印象と思ったことを少し述べます。まず「テポドン」なるミサイル開発に取り組んでいる北朝鮮の今…

小沢一郎氏のこと、片手落ちなのかそうではないのか

現民主党代表、小沢一郎氏の代表としての去就が注目されています。公設第一秘書が政治資金規正法違反で逮捕起訴されたことで、ご本人はどうなのか責任があれば辞任ではないのか、ということです。公共工事受注が多い西松建設が、政治献金を多額に行い、検察…

自衛隊イラク派兵差止訴訟(箕輪訴訟)終結に思う

故箕輪昇さん(元自民党代議士)が全国で最初に提起した自衛隊イラク派兵差止訴訟の北海道訴訟(箕輪訴訟)は、原告団・弁護団が札幌高裁の控訴を取り下げ終結となりました。2月28日に原告団の解散式をかねた集いが開かれました。わたしも集会参加者のひとり…

航空自衛隊、わいせつ行為の三等空曹ようやく処分

2月28日新聞朝刊は、27日に航空自衛隊が、2006年9月に起こった道内基地におけるわいせつ行為に対し、今は襟裳分屯基地にいる三等空曹(35歳)を停職60日の懲戒処分にしたと発表したことを報じました。北海道新聞の報道などが報じています。被…

湯浅誠「反貧困」が私になげかけたもの

岩波新書で「反貧困 −「すべり台社会」からの脱出ー」が昨2008年4月より出版され、注目もされ話題にもなっています。著者は湯浅誠氏、意欲に満ちた人であるようです。年末年初の東京日比谷公園で実施された雇い止めとなった派遣労働者への救援活動でも…

国家賠償請求訴訟原告の女性自衛官の任官拒否

北海道の航空自衛隊の女性自衛官が、国家賠償請求の裁判の原告となり現在札幌地裁で裁判中です。2月17日新聞朝刊、彼女の任用継続希望を北部航空管制団司令が拒否したとの報道をいっせいに行いました。裁判の弁護団が記者会見して明らかにしたそうです。…

オバマ第44代米国大統領就任

混血であり外見はまったく黒人である、バラク・オバマ氏(47歳)が、選挙で選ばれてアメリカ合衆国第44代大統領に就任しました。米国にも世界にも新しい1ページを開いたことは確かです。大統領として何を実行するかということはこれからです。米国で人…

矢野絢也「闇の流れ 矢野絢也メモ」を読みました

書店の店頭で、「闇の流れ 矢野絢也メモ」(講談社+α文庫 2008年10月刊)を手に取り購入しました。初の出版ではなく、1994年9月文芸春秋から刊行されたものを文庫収録にあたり、加筆・修正したものでした。私にとっては、初めて目にする本でした…

はなはだ険しい雰囲気の新年です

2009(平成21)年になりました。新年から、国内的には連日の「年越し派遣村」の報道(これは年末でも注目のことでした)、国際的にはイスラエル軍のパレスチナ・ガザ地区への地上軍の軍事侵攻が本格化している報道です。明るくないニュースは、まだ他にも…